すまうら水産

代表交代のお知らせ

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2023/07/01(土)
森本明が60歳を迎えるに当たり代表を退任し、会長に就任しました。新代表に若林良が就任しました。
新代表及び会長からご挨拶申し上げます。

このたび取締役代表に就任いたしました若林良です。
代表就任にあたりまして皆さまに謹んでご挨拶申し上げます。

海苔の生産量は全国的に減少しそれに伴い漁業者も減少しています。そこで私たちは10年前に地域で協業化を行い、労働環境を整えて若手を確保し後継者育成に取り組んでまいりました。家業を継ぐ形での後継者が多い中、すまうら水産有限責任事業組合では、積極的に外部からの人材を確保しています。私もその一人です。サラリーマンの家庭に育ち、須磨海岸は遊びに行くものだと思っていました。実際に漁に出ると、家庭では味わったことのない海苔や新鮮な魚が獲れ、こんなにも魅力のある海に驚かされ漁業に傾倒していきました。

環境などの変化により安定した漁獲量が確保できず、また古い慣習のなか良い漁場があるにもかかわらず有効利用されず生産性も下がっていました。そのような中、前代表を中心として効率的な漁業経営を目指し新しい形の漁業ができました。この礎を次世代が受け継ぎ、獲る漁業から育てる漁業へとサーモン養殖や真珠養殖など神戸の海の可能性を模索していきます。また地域社会との協力や連携、そして須磨海岸の美化活動や藻場の造成にも引き続き取り組んでいきます。

私たちの目標は、美味しい水産物を提供しながら、豊かな海洋生態系を保護し、次世代に持続可能な漁業を受け継いでいくことです。

最後に、須磨の豊かな海と私たちの情熱によって育まれた美味しい水産物を皆さまにお届けすること、そして須磨の漁業を守り地域と共に発展し続けることが私の使命と感じております。

どうか引き続きよろしくお願いいたします。

すまうら水産有限責任事業組合
取締役代表  若林 良




令和5年6月末で代表を退任し、7月1日より会長に就任いたしました。

弊社の立ち上げから現在に至るまでの約10年間、行政を始め水産関連機関そして、地域の皆様方の多大なるご支援、ご厚情を賜り厚く御礼申し上げます。おかげをもちまして当初の第一目的である一子相伝型家業から企業へ、地域産業としての漁業という形が作れたものと自負しております。

しかし漁業全体を取り巻く環境は温暖化や海の貧栄養化などで厳しさが増すばかりです。このような中でも少し漁業の形を変えただけで若い仲間たちが増え、未来を見据えられるようになってまいりました。次は漁業の質を変えるために新しい英知と経験という叡智をうまく融合させ、さらなる飛躍を目指してまいりたいと思います。

私たちは漁業者として安心・安全で美味しい水産物を提供することはもとより、地域の発展に寄与し、この須磨の海の防人としての使命を果たしていく所存です。

最後になりましたが、引き続きのご支援、ご協力をお願い申し上げます。

すまうら水産有限責任事業組合
取締役会長 森本 明